2024.08.18
今回はサービススタッフ渡辺くんの同行リポートとなります。
タイトルからして不穏ですが、なかなかに記憶に残る出来事だったので、ブログでご紹介します。
ご依頼を下さったのは、以前もさつき水道サービスをご利用いただいたことのある、リピートのお客様です。
まず、謎の黒い水…というのが、こちらになります。
この日の朝、1階浴室の天井にある照明のソケット部分から突然滝のように噴き出してきて、数分後にピタリと止まったそうです。
物件にはご依頼者様ご家族が1・2階共に契約してお住まいとのお話で、2階の方も見せて頂くことに。
間取りとしては2階も同じ造りとなっていて、現場の真上はやはり浴室になっていました。
入浴時は2階浴室を使用し、1階浴室は日頃から物置替わりに使用しているそうです。
水が止まった後、原因が気になって試しに家中の水を出してみたりもしたそうですが、朝の一度きりでその後は1階に水が降ってくることは無く、原因が分からないままでは気持ちが悪いと思い、今回のご連絡をくださったそうです。
ご不安を解消する為にも、原因解明が急がれますね!渡辺くん!
最初は表から見えるところを調査していきます。
まず、給水の漏れが無いかを確認する為、水回りを使用しない状態で、水道メーターを確認しました。
パイロットが回っているということもなく、正常です。
という事は、排水周りが怪しい?ということで、浴室・台所・トイレ等の水回りで水を流してみましたが、こちらも漏れてくる様子はなし。
ますます謎が深まるばかりで、これはもう1階の天井を開口し、1・2階の間となる天井裏を調査する方法しかありません。
大家様に天井開口の了承をいただくことができたので、更なる調査を続行です。
作業を行うにあたり、周囲や床・開口する天井周りをしっかりと養生します。
木くずなどが舞うので回りに飛び散らないようにマスカー(養生テープとシートが一体になったもの)を使用します。
続いて、マルチツールという電動工具を使って、頭が入るくらいの大きさに天井板を切断していきます。
無事に点検口が出来たので、天井裏の状態を確認します。
渡辺くんが撮ってくれた画像がこちらです。
下の部分が1階浴室天井部分になります。
全体的に湿っています。また、右側のパイプの上側にも水で濡れたような跡があります。
この画像をお客様に見ていただいたところ、「あ!もしかして!」と奥様が何かをひらめいたご様子。
以前から2階浴室のバランス釜と壁の接続部に隙間が出来ていて、もしかしたらそこに水が入ったのかもしれないとの手がかりが!
早速、その部分にシャワーで数秒だけ水を当ててみてもらうと、奥様の予感的中でポタポタと水が落ちてくるのを確認できました。
なるべくここには水がかからないように気を付けていたそうですが、やはり浴室なので全くの0(ゼロ)という訳にもいきません。
日々の浴室の使用で徐々に溜まってしまった水が、とうとう耐え切れず一気に漏れてしまったのが、今回の「謎の黒い水噴出事件」の原因でした。
この隙間を塞ぎ、最後に開口した天井の補修をして、無事に事件解決となりました!
「怪奇現象じゃなくてよかった~」と、最後はみんなで笑顔で終わることができ、とても記憶に残る一日でした!
全力でご協力いただいた、ご依頼者様・大家様に感謝申し上げます^^
サービススタッフのお仕事はお客様の困ったを解決することです。
時には長丁場になる現場などもありますが、あきらめずに根気強く対応することで、お客様から信頼してもらえる水道屋さんになっていけるのだと思います。
人の役に立てる仕事がしたいと思っている方がいたら、是非さつき水道サービスの求人に応募してみて欲しいなと思います^^